近年人気が高まってきている人前式ですが、まだまだ参列経験のある人は少ないのではないでしょうか?
とても自由度が高い挙式スタイルだからこそ、具体的なイメージがしづらい人も多いと思います。
人前式ってどんな流れなの?
自由度が高いって具体的には?
この記事は、人前式について詳しく知りたい花嫁さんにおすすめの内容です。
この記事を書いた人
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人前式とは
人前式は、参列していただいたゲストに結婚を誓い、証人となってもらう式です。
一般的には「じんぜんしき」と読まれ、場合によっては神前式(しんぜんしき)との区別が分かりやすいように、「ひとまえしき」と読まれることもあります。
ゲストに結婚を誓うスタイルですので、宗教や形式にとらわれず、とても自由度の高い式になります。
一方で、自由度が高いからこそ、事前に全体の流れをよく考えておく必要があります。
人前式の特徴や魅力とは?
まずは、人前式の特徴や魅力を5つにまとめてお伝えします。
- 宗教にとらわれない
- 場所や衣装を自由に選べる
- 進行の流れや演出を自由に入れられる
- 誓いの言葉を自分たちで決められる
- 費用を抑えることができる
①宗教にとらわれない
人前式では宗教にとらわれず、1番身近なゲストに結婚の証人となってもらうことができます。
特に信仰している宗教がなければ、神に誓うよりもゲストに誓う方がしっくりくるという人も多いはず。
『アットホームな結婚式を挙げたい!』という方におすすめの挙式スタイルです。
人前式以外の挙式スタイルについては以下をご覧ください。
<キリスト教式>
教会やチャペルで執り行い、神に永遠の愛を誓う結婚式スタイル。
このスタイルが1番メジャーなので、イメージしやすいと思います。
洋装で行い、讃美歌の斉唱や結婚指輪の交換、誓いのキスなどを牧師の進行で進めていきます。
ベールダウンやバージンロードを歩くなど感動的な演出が多く、ロマンチックな結婚式になります。
<神前式>
神社や神殿で執り行い、神々に結婚を認めてもらう結婚式スタイル。
和装で行い、三振の儀(花嫁行列)から始まり、日本の伝統的な儀式を行っていくため、厳かな雰囲気となります。
日本らしさを感じながら、神聖な清々しい気持ちで挙げられる結婚式です。
②場所や衣装を自由に選べる
人前式は場所の許可が取れれば、どこでも挙げることができます。
たとえば…
- チャペルや神社
- ガーデンやレストラン、披露宴会場
- 思い出のある公園や、海が見える海岸
衣装も決まりはありません。
たとえば…
- チャペルで和装
- ドレスの上にデニムシャツを羽織る
- 好きなスニーカーを履く
- 麦わら帽子やニット帽を被る
このように、自由度がとても高いのです。
カジュアルな結婚式や、個性的な結婚式にしたい人にはとても魅力的ですよね!
③進行の流れや演出を自由に入れられる
人前式は様々な演出を取り入れたり、逆に取り入れたくない演出は外すことができます。
たとえば、
人前でのキスが恥ずかしい
- ブーケで顔を隠す
- 手の甲へのキスに変更
- キスの代わりにハグ
ゲストに誓うならもっと参加型にしたい
- 誓いの言葉を友人に投げかけてもらう
- 入場は両親や兄弟と歩く
- 讃美歌の代わりに別の愛の歌を歌う
このように、これと言った決まりはないので、進行の流れや演出を自由に決められるのも、人前式ならではの特徴です。
④誓いの言葉を自分たちで決められる
誓いの言葉を自分たちの言葉で決められるのも、人前式の特徴です。
- 新郎新婦一緒に読み上げる
- 新郎新婦交互に読み上げる
- あいうえお作文形式で誓う
- ゲストに誓いの言葉を投げかけてもらう
こんな風にユーモアを交えながら、自分たちの誓いを決められます。
「感動的な誓いの言葉にするか?」それとも「笑いを交えた誓いの言葉が良いか?」など、夫婦で相談し合って考えるのも、楽しそうですよね!
⑤費用を抑えることができる
人前式はどこでも挙げることができるので、場所によっては費用を安く抑えることも可能です。
また、キリスト教式だと『牧師・オルガニスト・聖歌隊』などの費用もプラスされてきますが、人前式ではその分の費用もかかりません。
自由度が高いからこそ、費用の幅も調節することができます。
逆に、とても豪華な場所でリッチに挙げることも可能ですし、それによって金額も変わってくるでしょう。
人前式の基本的な流れ
ここからは、人前式の具体的な流れをお伝えします。
自由度が高いとは言っても結婚を誓う場なので、挙式としての神聖な雰囲気も保てると良いでしょう。
人前式の基本的な流れは以下の通りです。
- 列席者入場
- 新郎新婦入場
- 開式宣言
- 誓いの言葉
- 指輪の交換
- 誓いのキス
- 結婚証明書に署名
- ゲストからの承認
- 結婚の成立の宣言
- 閉式の言葉・退場
人前式では他の挙式スタイルと同じように、司会者を1人立てて進めていきます。
ゲストが全員揃って着席したら、人前式の説明を司会者が行います。
このとき、一般的なキリスト教式とはゲストの座る位置が逆になります。
基本的に新郎新婦の立ち位置は、新郎新婦目線で右が新郎・左が新婦です。
キリスト教式では前を向いて新郎新婦が結婚を誓うため、右側が新郎ゲスト・左側が新婦ゲストです。
一方、人前式はゲストの方を向いて結婚を誓うため、ゲストからみた新郎新婦は右に新婦・左に新郎となるのです。
入場は新郎が先に入場、その後新婦入場という流れが一般的ですが、人前式はそれ以外の入場スタイルでも大丈夫です。
- 一般的な入場と同じ
- 新郎新婦一緒に入場
- 両親と入場
- 友人と入場
プランナーさんと相談しながら、自分達らしい入場スタイルを考えてみてください。
司会者より人前式が始まる宣言をしてもらいます。(人前式の説明をこのタイミングで行うこともあります。)
新郎新婦オリジナルの誓いの言葉をゲストへ宣言します。
- 一緒に読み上げて誓う
- それぞれ交互に読み上げて誓う
- あいうえお作文
- ゲストからの投げかけ
など種類は様々です。
指輪の交換をします。
- リングリレー
- エンゲージカバーセレモニー
- リングボーイ・リングガール
など指輪交換でも様々な演出を入れられます。
キリスト教式では誓いのキスが定番ですが、ゲストの前では恥ずかしいという人も多いと思います。
その点、人前式では口以外の場所へのキスも可能ですし、キスの代わりにハグをすることもできます。
その他にも、サンドセレモニーや水あわせの儀など、2人の共同演出を行うことも可能です。
結婚証明書の形式は決まりがありませんので、2人で用意した自由な証明書に署名してOKです。
いろいろ調べる中で面白いなぁと感じたのは、ウェディングケーキを証明書に見立てる演出!
チョコペンで署名するというユニークな演出です。
披露宴のデザートタイムに全員で食べて幸せのおすそ分けができるなんて、ロマンチックですよね。
また、ゲスト全員にお手伝いをしてもらう方法もあります。
- ウェディングツリー
- ウェディングキャンバス
- ピースをはめる証明書
- ドロップス承認ボード
などがそれに当たります。
事前に受付でゲストに参加してもらうのが良いでしょう。
司会者より、2人の結婚を承認するゲストへの確認をしてもらいます。
ゲストの承認方法は、
- 拍手をする
- ベルを鳴らす
- リボンを振る
など、様々な演出を取り入れられます。
ゲストから承認を得た新郎新婦は、完成した結婚証明書をゲストに披露し、2人が結婚したことを宣言します。
司会者が閉式を告げ、新郎新婦は退場します。
退場の際は、
- フラワーシャワー
- フラワーアーチ
などの演出を取り入れて、ゲストに盛り上げてもらうこともおすすめです。
人前式はアットホームな挙式スタイル
今回は人前式の魅力と全体の流れをお伝えしました。
まだまだ割合としては少ないかもしれませんが、1番身近なゲストに結婚の証人となってもらえる人前式の魅力は、たっぷりあります。
ぜひ皆さんも、自分たちに合った挙式スタイルを、取り入れてみてくださいね。
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